大腸肛門病クリニック
日本人の3人に1人は痔主といわれます。
そもそも痔とは、肛門の病気の総称で、痔核(いぼ痔)、裂痔(切れ痔)、痔瘻(あな痔)などのことです。
なかでもイボ痔が一番多く、半数以上を占めるため、痔が悪いというと、いぼ痔のことと考える方が多いのです。
痔核とは肛門の出口を閉じておくのに役立つクッション部が誰でもありますが、、これが緩んで大きくなってしまった状態のことです。
いつも便秘や下痢で、イキんで便を出したり、トイレに長くしゃがんだり、、力仕事をするなどで、肛門に慢性的な負担がかかると、次第にそのクッション部分が大きくなったまま戻らなくなるのです。ですから年齢と共に症状が出てきて進んでくるものと言えます。

●イボ痔の程度
イボ痔はその程度によって4段階に分けられます。
【T度】排便すると出血だけして、痛くも何ともない。
【U度】排便時に痔核が肛門の外へ脱出するが、排便が終わると自然と中に戻る。
【V度】排便時に自然に戻らず、指で押し込まなければならない。
【W度】指で押し込んでも戻らず常に脱出したままの状態で、脱肛と言われます。

●いぼ痔の治療法
このように次第に症状が進んできますが、その程度に応じて、治療法はさまざまあります。



●様々な治療法●
クリックするとその項目が表示されます。
もう一度クリックで閉じます。


【トピックス(入院短縮化に向けた新療法)】
 1.P・P・H

直腸の下部の粘膜を環状に、切除と同時に吻合する器具を使用し、痛みを感じる肛門官には傷をつけずに、肛門のクッション部を吊り上げる方法。
全周性の内痔核で、外痔核が大きくないものに適する。術後の痛みが小さく早く仕事に復帰できる。
この器具は、保険適応ではなく負担が大きいのが欠点。

 2.半導体レーザー

緑色の薬剤を痔核患部に注入し、それに合致した波長の近赤外線レーザー照射を行い、痔核のみを凝固萎縮させる方法。
外痔核がなければ、メスを使う必要がなく、痛みが少なくて早く仕事に復帰できる。
侵襲が少なければ外来でも可能。

●終わりに
私どもは社会的要請に応じて、できるだけ短期間の治療で済むように、日々努力しております。
まだ万能の方法はありませんが、それぞれの特徴を生かして、患者さんの要望に沿って、より適切な治療法を取捨選択して行っております
 ▲上へ